いわしはだいだい昼寝をしている

まとまりもとりとめもない脳内爆発日記

留学は就活で有利になるか?

留学は就活で有利になるか?

留学をすると就活に有利になる,みたいな言説が巷で溢れ返っているけれど,これは本当なのだろうか.個人的な感じとしては,留学は万能薬ではないと思っている.

「留学した」と一口で言ってもパターンは様々である.
学部から留学した人,学部で交換留学した人,学部卒業後に修士とかやりに来ている人...そもそもこれらを一口に「留学した人」と切っても意味がないはずである.そんなのは少し考えればわかるはずである.

・「正規留学生」は有利だと言える
大雑把に言ってしまえば,人生観や価値観とかが変わる,などのそう言う問題をおいておいて,ダイレクトに留学の恩恵を受けられるのはいわゆる「正規留学生」と言う人種である.この謎の単語は,「学部または修士課程に’正規’に在籍している人」を意味する.つまり交換留学生やvisiting student(私費留学みたいな人)は含まれない.

僕は交換留学も正規留学の経験もあるけれど,多くの就活イベントは「正規留学生」を対象にしている.こう言うと「ボストンキャリアフォーラムは誰でもいけますよね?」と言われそうだが,当たり前である.いろんな会社が来ているし,そもそもディスコが開催しているイベントで,採用決定権に関係ないので,誰でも参加できるのである.

海外の大学に在籍していると,名だたる日系企業などがわざわざ海をこえて大都市まで出張って来ることが頻繁にある.これはキャンパスリクルーティングと言うらしいがその説明会や選考会の参加条件が「正規留学であること」であったりするし,そもそも結構こう言う情報はfacebookの口コミや友達間で情報が伝わったりするので情報にありつけなかったりする.なので,海外で就活したい人は友達と連携をしよう.就活は情報戦とはよく言ったものである.

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こんな感じ

・「英語力を伸ばすために留学しました」って言うのはあまり強みにならない
「英語力を伸ばしたいから留学する」と言って僕は交換留学をしたが痛い目を見た.なぜならlanguage courseを受講する以外の交換留学,つまり向こうの大学のネイティブたちに混ざってやる交換留学は向こうで学部1年間を過ごすのと同義であり英語ができることが前提だったからである.

もちろんエッセイを夜な夜な書いたり,嫌でもセミナーで話さなければいけないので英語力は伸びるが,学部の授業はそれが主目的ではない.むしろ専門科目を深めるのが目的である.なので僕はとても苦労したし泣きながら授業に行った.

また僕には大変残念なお知らせであったが,世の中にはとても優秀な人が多くて,3ヶ国語話せる人とがザラである.つまり僕はちょっと話せるくらいの英語力を手に入れたとしてもそんな武器にはならない.僕が英語力が理由でどこかの会社に採用されたことはない.残酷な現実である.日本語と英語がほとんど同じくらいに使えるようになれば話は別かもしれないが.

箇条書きでまとめ+アルファ
・「正規留学生」は比較的有利だと言える
・「英語力を伸ばすために留学しました」って言うのはあまり強みにならない
・小手先のエピソードトークよりも,自分がなんで留学しているのか,何を学んだのかなどを話せる方が強い
・そもそも今を時めく外資とか志望動機聞かれない時ある
・核となる自分があって,それを伸ばすための留学なら有利になる
・留学は万能薬ではない