いわしはだいだい昼寝をしている

まとまりもとりとめもない脳内爆発日記

批判的思考 雑記

批判的思考、批判的思考いわれすぎて批判的思考がよくわからなくなってきた今日この頃ですが、批判的思考を意識しすぎるとよくないこともあります。

 


そもそもぼくの批判的思考との出会いは、地理学を勉強していた時でした。厄介なことに、地理学には「批判地理学」という分野があります。要するに「なんでもかんでも批判してみようぜ」みたいな分野です(明らかにポストモダンの影響を受けていますね、許すまじ)。勉強っていうのは本当につまらないもので(少なくともぼくにとっては)、学説史なんてものは拷問に近い感じです。なんだかんだ課程なので仕方なく、適当に批判地理学に付き合ってやっていたのですが、問題はイギリスに行った後でした。

 


と、いうのもイギリスのほとんど全ての大学の成績の25パーセントは「批判的思考力」なのです。そんな環境では、嫌でも適応せざるを得ません。落第すると旅行でも入国が厳しくなるから。そんなこんなで批判的思考とぼくとの関係は長い間続くことになりました。

 


昨日、風邪をひいて昼間に寝ていたせいもあって、夜に寝れませんでした。でも「布団に入って横になっていれば、たとえ寝れなくても起きているよりましだ」みたいな言説をふと思い出し、何を血迷ったか批判的思考を始めてしまいました。

 


そもそも寝ることの目的は「体力回復すること」です。それを睡眠というセッティングの下で、いくつかの状況を考えてみると、「寝ている」「寝ていない」に分けられて、「寝ていない」は「寝ようとしていけど寝れない(横になっているけど寝れていない)」と「寝ない」に分けられます。「寝ている」と「寝ていない」では議論の余地なしに「寝ている」状態の方が目的は達成できるわけで、今回議論すべきは「寝ていない」の枝の「横になっているけど寝れない」と「寝ない」のどちらがより目的を達成(体力回復に寄与するか)です。

 


なぜだか知りませんが、どうしても一度気になると根拠を知りたくなるので深夜にGoogle検索したり、Google Scholarで論文検索をしたのですが信頼できるソースが見つかりませんでした。実に悲しいことです。そんなこんなでもやもやしています。まあ実際にはそう簡単ではなくて、睡眠の影響は複雑なようです。一番面白かった知見としては、寝れないのに布団にいると、脳が「布団では寝れない」と覚えてしまって以降布団で寝にくくなるようです。要するに寝れないときは無理して寝ようとするな、という話ですね。

 


しょうがないので、昨日から今日にかけて「獣になれない私たち」を一気に観たんですが、なんだかイマイチでした。あいみょんの歌とビールの豆知識は良かったです。今夜は「泡の中で眠れたらなぁ」。