いわしはだいだい昼寝をしている

まとまりもとりとめもない脳内爆発日記

イギリス大学院入試留学必勝法

こんにちは.いわしです.今回はやきうではなく,イギリスの大学院入学の必勝法を書こうと思います.と,いうのも世間に溢れている入試情報はよくわからないことが多いし,実用的ではないからです.ルールを制するものが試合を制すとはよく言ったもので,大学院出願には知らなければいけないことが多すぎます.なのでシェアします.少しでも不幸を減らすために!

まずは私の入試事情から.

私は国内の某国公立大学を4年で卒業しました.その間に1年にも英国大学に留学していますが.学部は文系です.専門は地理学です.卒業時のGPA(対海外用)は3.87でした.

出願した大学院はLondon School of Economics (LSE),Durham University,King's College London,Queen Mary, University of London,Newcastle University,University of Bristol,University College London (UCL)です.結果的には全ての大学院から合格をもらいました.本当はOxfordが地理学の分野で世界1なのですが,人文地理学(専門)の課程が合ってないようなものなので,出願しませんでした.

8つの大学に出願するのは,多すぎですし,推薦状を頼んだ先生に大変申し訳な気持ちでいっぱいですが,今考えると出願して各大学が求めていることなどを理解する練習にもなったし,悪くなかったかな,と思っています.

以下ではスケジュール感とtipsを.

スケジュール感

イギリスのほとんどの大学院の入試はRolling Admissionです.つまり,出願書類や手続きが完了した人から入学審査が行われるということです.ここで気をつけなければいけないのは,大学院入試が「早い者勝ちに近い」という事実です.実際に,めちゃくちゃ優秀で,こんなに頭いい人っているのか!って思わされた香港大学出身の私の友人は2月末に出願して全ての大学に落ちました.まあもちろん中には出願締め切り日に出してOxford受かっちゃう友人などいることはいるのですが,凡人の私たちが真似すべき戦略ではありません.出願書類などが準備できたらAs soon as possibleで提出しましょう.

ちなみにこの記事を書いてるのは9/28ですが,大体の大学院入試の受付開始日は10月頭です.つまり,この記事を見て準備するようでは遅いと個人的には思います.絶対落ちるわけではないですが,急いだ方がいいと思います.

私は6月くらいから出願準備をはじめ,7月には出す学校を決めて,推薦状(大体2通)に関して自分の指導教員やもう1人の先生とミーティングを重ね,8月には自分が出願する前年の募集要項を熟読し,Personal Statementに書くべきことを箇条書きでまとめ,そして9月には書き終わり,いつでも出せる態勢にしておきました.

私の場合は結局研究コースに進んだため,研究計画書を書かなくてはいけなくなり,Literature Reviewなどもやる必要が出てきてバタバタしました.

よくあるケースですが,推薦状を書いてくれる先生が多忙につき自分が予想していたタイミングでそれが手に入らないことがあります.そういうことを織り込んでスケジュールを組みましょう.多忙な時間を割いてくれるだけで本来は大変ありがたいことです.

繰り返しになりますが,どんなに頭が良くて能力があってもタイミングが悪いと落ちます.日本みたいに入試日が決まっていて一斉にスタートするマラソン大会とは違います.むしろ,ルールを知っている人が特をするようなシステムになっています.まずはルールを理解して,そのあとに振る舞い方を決めましょう.

目安のGPA
GPAは自分が所属している学校によって基準が違う思いますが、基本的には3.0あれば大体の大学院に出願できると思います。出願先の大学院がそれぞれの基準に沿ってGPAを評価し直してくれるので、そこは深く考えないでオーケーです。

ただ、知っておかなければならないことは、日本の所属大学が優秀であれば優秀であるほど、条件付き合格の条件が緩くなることです。例えば、僕が在籍していた大学院では東大出身者が卒業時にGPA3.5しか求められないのに対し、僕は3.8求められました。大きな差です。他にいくらでもこういう例があるので、もし大学院で留学したいのであれば、大学在学中の成績で手を抜かないでください。

一部の大学を除けば(例えば、G5と言われるような、Oxford, Cambridge, LSE, Imperial, UCL)、先ほども書いたように、GPA3.3あれば安泰、3あればなんとかなります。

IELTSの取り方
私はもともと英語が超苦手でした。IELTSも最初はおそらく4.5くらいだったと思います。物事は基本なんでもそうですが、自分でできることとできないことを分けるとうまくいきます。IELTSだと、スピーキングとライティングは自分の力でやるのは限界があります。なので、私の場合はフィリピンに一ヶ月語学留学しました。フィリピンの学校で集団でリーディングとリスニングを勉強している人がいますが、これって意味あるのでしょうか?

意味を見出せる人は、やればいいと思いますが、私は自分でできると確信していたのでスピーキングとライティングだけ、マンツーマンで1日8時間みっちりやりました。ちなみに、習わなかったリーディングとリスニングは8.5を取ることができました。私を真似しろ!という気は毛頭ありませんが、ご自身の勉強法を見つけられると強いと思います。

IELTSの勉強方法は別のノートにまとめようと思いますが、個人的にはIELTSを作業ゲームだと思ったほうがいいと思います。なぜなら、例えばリーディングをいちいち生真面目に読んでいたら(文章ふつうに面白いし)長いので、読み終わりません。なのでいわゆるスキミングやスキャニングと言ったテクニックを使って、パズル感覚でリーディングを解くべきだと思います。ここにこれが書いてあるから、答えがこれ!みたいな感じに達するまで練習を積めば、点数は安定すると思います。逆に安定しないまま受けると、リーディングこないだは5だったけど、今回は7、みたいなことになって安くないお金をブリティッシュカウンシルにエターナルドネーションすることになるので気をつけてください。

私は単語の暗記がすぎじゃないので何参考書使わなかったのですが、単語暗記しないと不安!って方は科学的な方法で暗記するといいと思います。調べればいくらでも出てくるのでここには書きませんが、ankiっていうソフトを使うと捗ると思います。

パーソナルステートメントに書くべきこと
お待たせしました。ここではパーソナルステートメントに書くべきことを紹介します。

まず第一に、当たり前ですが、出願先が求めている内容を書いてください。これはなぜか忘れ去られがちですが、非常に大切です。例えば、ある大学ではアカデミックイントレスト(どんな細分化された専攻の中の領域に興味があるか?)のみについて書いてください、と指示がありました。が、しかし私が見たパーソナルステートメントにはそれに関することが一切なく、なぜか生い立ちから将来こんな職場で働きたい!的な内容が書いてありました。

相手が求めてることを答えられないようなパーソナルステートメントでははっきり言って落ちます。だって指示守れてないじゃん。まず、大学が求めていることを募集要項から読み取り、それを箇条書きにでもして、自分が書いたステートメントにそれが含まれているかをしっかり確認しましょう。これが第一歩です。

二番目に、なぜ多くの応募者の中から、あなたが合格しなければならないのか、大学にどんなメリットがあるのか、どう貢献できるのか、などを足してみましょう。あなたがその大学に行く必要があるのはわかります。だって応募しているのだから。では、大学はなぜあなたを取らなければならないのでしょう?

確かに、イギリスの大学はヨーロッパ人以外の学費は高いので、大学にはあなたを取るインセンティブがありますが、それはみんな同じです。なので、なぜ自分か?の問いにうまく答えることが大切です。

これは大学に入った後の、エッセイや修士論文にも同じことがいえます。

第三に、あなたにとって大学院はどういう位置づけですか?何のために大学院に行く必要がありますか?。この点をしっかり書きましょう。自分以外の人に納得してもらえる理由づけがとても大切です。

そして最後に、英語にこだわりましょう。どんなにいいこと書いていたとしても間抜けな日本語の文章だったら読むのやめちゃうか、なんやねんこいつ、ってなりますよね?その点に留意しましょう。

私が出願した頃だと、某留学エージェントは無料の英語の添削サービスを提供していたと思います。ただ、確か内容は見てくれないので注意です。

お金払ってでも添削してもらったほうがいいのではないでしょうか?私は使わなかったけど。

順次気づいたことがあれば更新していきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。先着で3名に私がパーソナルステートメントと留学相談させていただきますので、いかなる方法でもコンタクトしてください。