いわしはだいだい昼寝をしている

まとまりもとりとめもない脳内爆発日記

パワプロ脳によるプロ野球マッピング: 投手編

僕は小さい頃からパワプロをやりまくっていて,隙を見せると野球を考えるときにパワプロ的な考え方をしてしまう.と,いうもの例えば投手なら,”最高球速”,”コントロール”,”スタミナ”,”変化球”というフレームワークで野球を捉えてしまう,ということだ.

この捉え方について議論するつもりはない.

なぜなら捉え方など人それぞれでbetterはあるかもしれないけれど,bestは多分ないからだ.

それはさておき,このパワプロ的フレームワークを使って今年のプロ野球,セ・パ両リーグで規定投球回を晴れて達成した投手のデータを使って,その選手をマッピングしてみた.マッピングの手法は主成分分析である.Rを使って行った.

使ったデータは以下の通りだ:

スピード:最高球速

コントロール: BB/9

変化球: 各種変化球の全体投球数に占める投球割合

パワプロを想定するのであれば,おそらくスタミナや変化球の変化量を考慮に入れるべきであったが今回はそれを行わなかった.と,いうのも変化球の変化量のデータを持っていなかったし,スタミナは計測しにくいからだ.選手が疲れていて交代を志願し,実際に交代が完了した場合と,監督が見限って交代させられた場合,ましてや3回でKOされて交代した場合はどうやって区別すれば良いのだろうか...?というわけで除外した.

結果

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外国人投手はだいたい同じ位置にいる

これはおそらく外国人投手の変化球割合や持ち球などが極めて近い位置にあることが理由かもしれない.要するに日本で活躍する外国人投手はパターンがあるかもしれない

直感が表現されている

則本や菊池,そして山口俊が近いところにいるのは理由が直感でわかる.つまり,球が速く三振が取れるけど比較的コントロールがよくない人たちなのだ.そして直球の割合が平均より多いこともここから理解できる.

菅野は極めて平均的,だからすごい

規定投球回を達成した投手のうち最高球速が150キロ以下なのは実はオリックスの西だけだ.つまり他の選手は極めて早い球を投げる.だからこそ,直球の→は短く表現されている.巨人の菅野は特徴を描写すると他の選手と比べてあまり特徴がないようだ.だからこそグラフの中心に描写されている.この極めて平均的,つまり器用な性格が彼の特徴なのだろう.