いわし日報 11/3 夕刊
みなさんこんばんは.いわし日報の時間です.
土曜日はあっという間に終わってしまいますね.こんなに時間が早く立つのはちょっと不公平なような気もしなくもないような.
全然関係ないんですが,僕は口笛が上手かったです.でも最近吹かなすぎてあまり上手じゃなくなってきました.米津玄師も厳しいです.
不平不満はさておき,今日のいわし日報です.
本の内容を覚える方法
このエントリー曰く,覚えるということは:
本を見ないで暗唱できる
本を見ないで人に説明できる
本を見ないで内容を要約できる
らしいです.が,僕はあまり覚えることは意味がないと思っています.だって暗記なんて人間よりも機械の方が得意じゃないですか.肝心な部分は,暗記をすることではなくて,記憶のどこかに引っ掛かりを作っておいて,気になったら調べられるくらいの精度で覚えておくことではないでしょうか.
はい,お分かりだとは思いますが僕は受験勉強とか苦手なタイプでした.「完璧な記憶」を要求されるテストはあんまり得意ではなかったなあ...
ちなみにですが,僕みたいな人は「覚える環境」を作るのが苦手だったりするので,科学的なアプローチで暗記をさせてくれるソフトやアプリを使うのがオススメです.例えば,Ankiとかはいかがでしょうか.
Anki - powerful, intelligent flashcards
プレミアム商品券の是非
今朝TBSラジオを聴いていたら,コメンテーターがこの商品券について激怒していました.曰く,こんなものは全然本当に困窮している人たちのためにならないと.
正直な話,そのラジオではだいぶ感情的にその問題を指摘していたので「何言ってんだこのおっさん.朝から高血圧やな」としか思いませんでしたが,この記事では問題点をデータとともに論理的に説明していて素晴らしいと感じました.問題点は以下のようです.
奪う時は目立たぬように。与える時は目立つように。」は政治の常ではありますが、消費税増税の負担増をプレミアム商品券で還元なんてその最たるものです。
この政策のメリットの大きい主な層は、「しっかり情報を集めていて」「購入できる時間的余裕があり」「消費の選択肢の多い」人たちです。代表例としては、
- 高齢者
- 専業主婦
- 自営業者
あたりですかね。まさに「選挙に行く層」ですよね。ピンポイントで最初からターゲットを絞ってしまうと批判も受けやすくなりますが、全ての人に開放される形式をとればそうした批判も受けづらくなる。
ですが、
- 毎日朝から晩まで働き通しの低所得者
- 家から出ることもままならない障害者
- 日本語を覚えながら働いている外国人労働者
はアクセスすることができるのでしょうか。そうした「選挙には来ない人たち」からも薄く広くきちんと集めた上で、「選挙に来てくれる人たち」にお金をばらまく仕組みと考えれば、政治家にとってはコストパフォーマンス抜群の政策です。
こうしたやり方を許してしまうと、政治的発言力の高い有閑階級にばかり都合の良い国になり、ますます本当に困っているひとが苦しい環境から抜け出せないようになってしまいます。
情報にアクセスできる人とそうじゃない人の差ってものすごく大きくなりますよね.格安SIMもそう.
街並みの輸出
画一化した街並みをエドワード・レルフは「没場所」と呼びました.
実はこういうまちづくりの形はとても増えていて韓国や中国なんかが得意なんですが,投球もやり始めたのですね.こういうことをするとその場所の真正性(オーセンティシティ)を奪うことになるので個人的には嫌いなのですが,資本の空間的回避の特徴のために仕方がないのかな...